変形性膝関節症とコンドロイチン

海外情報 - アメリカ/最も売れ行きのいいサプリメント

変形性関節症 専門用語アイコン に悩むアメリカ人は3500万人(アメリカ人の7人に1人)いると推定され、その医療費は65億ドルにものぼります。また3500万人のうちの700万人は日常生活に支障があるとされています。
そしてこのまま変形性関節症 専門用語アイコン に対する治療法がないと仮定した場合、2020年までに患者は5900万人に達すると試算され、その医療費は莫大なものになるといわれています。

アメリカの医療費問題は、古くは1977 年のマクガバンレポートに端を発するもので、そのひとつの解決策が1994年のDSHEA法(Dietary Supplement Health and Education Act)といわれています。
DSHEA法は、サプリメントの法的定義を拡大するとともに、栄養不足を緩和する成分が含まれる、身体の構造や機能を改善するとうたう「構造・機能表示」や、全般的な健康を増進すると主張する「栄養学的サポートについての説明」を医薬品のような検証を義務づけることなく(FDA への通知は必要)製品に表示できるようすることでサプリメントを広く普及させ、国民の健康増進を図り、医療費負担を削減することをねらいとしたものです。
この法律によって軟骨の組成物であるコンドロイチン硫酸もサプリメントとして取り扱われることになりました。

さらに、1990年後半以降、さまざまな国際学会で変形性膝関節症に対するコンドロイチン、グルコサミンの治療効果が報告されたり、専門書『THE ARTHRITIS CURE』(Jason Theodosakis, Brenda Adderley, Barry Fox 共著)の発売などを契機にしてブームに火がつき、コンドロイチン、グルコサミン複合剤はアメリカでもっとも売れ行きがいいサプリメントといわれるまでになっています。